Japanische Klassiker mit Furigana
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いぼ
童話集 ごんぎつね|最後の胡弓ひき ほか十四編
Lesen Sie 童話集 ごんぎつね|最後の胡弓ひき ほか十四編 (いぼ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 14.278 Zeichen · 30 Bildschirme
」
「いつ?」
「ぼんや正月にゃ、くるだらあずにな。」
「ほんとだねおばさん、ぼんと正月にゃもどってくるね。」
小さい太郎は、望みをうしないませんでした。ぼんにはまた、恭一君と遊べるのです。正月にも。
四
かぶと虫を持った小さい太郎は、こんどは細い坂道をのぼって、大きい通りの方へ出ていきました。
車大工さんの家は、大きい通りにそってありました。そこの家の安雄さんは、もう青年学校にいっているような大きい人です。けれど、いつも、小さい太郎たちのよい友だちでした。じんとりをするときでも、かくれんぼをするときでも、いっしょに遊ぶのです。安雄さんは小さい友だちから、とくべつに尊敬されていました。それは、どんな木の葉、草の葉でも、安雄さんの手でくるくるとまかれ、安雄さんのくちびるにあてると、ピイと鳴ることができたからです。また安雄さんは、どんなつまらないものでも、ちょっと細工をして、おもしろいおもちゃにすることができたからです。
車大工さんの家に近づくにつれて、小さい太郎の胸は、わくわくしてきました。安雄さんがかぶと虫でどんなおもしろいことを考え出してくれるかと、思ったからです。